配管は年数と共に劣化します。漏水事故の発生を未然に防止する為には、早めのケアが必要です。進興設備工業では、まず現状の配管がどういう状態かを調査します。調査内容は外観及び内視鏡調査とサンプリングを行い、調査結果に基づき、配管の更新か更生の提案をいたします。

給排水管更新工事

更新工事とは現在の配管を新しい配管に取り替える方法です。新しい配管に取り替えることで、配管が新築当時と同じ状態に生まれ変わります。工事の種類は主に共用部分と専有部分に分けられます。共用部分では1)排水管更新工事と2)給水管更新工事を行います。配管の場所によっては、床や壁等の改装工事が必要になる場合もあります。また給水・給湯管は露出した配管への変更もご検討頂けます。

共用部分

1)排水管更新工事

排水管がお部屋の中にある事例

施工事例(トイレ内)
壁、床解体(開口)・はつり工事・配管工事
便器取り外し・壁、床撤去(開口)
既設排水管
既設排水管撤去
排水管取替完了
壁、床下地補修・復旧工事
床下地補修
壁下地補修
壁クロス仕上げ(4面貼り替え)・床CFシート貼り
施工事例(キッチン内
壁、床解体(開口)・はつり工事・配管工事
キッチン取り外し前
キッチン取外し
共用部分
配管工事・復旧工事
雑排水立管取替完了
キッチン復旧完了
共用部分

※工事に伴い、リフォームのご相談もお受けいたします。
詳しくはこちらへ。

使用する管財は以下の表になります。

共用部 使用していた管財 取替後の使用管財 メリット デメリット


配管用炭素鋼鋼管 (白ガス管) 耐火二層管
  • ・排水音が少ない
  • ・防露性に優れている
  • ・排水効率が良い
  • ・加工、施工が容易
  • ・外力からの衝撃に
    弱い
排水用塩化ビニル ライニング鋼管
  • ・しっかりした強度
  • ・優れた耐火性能
  • ・管内面にビニルライニングを施している為、耐食性に優れている
  • ・比較的価格が高い
  • ・加工が必要
  • ・外面からさびが発生する可能性がある

2)給水管更新工事

施工方法は2通り

  • 1.既存の給水管と同じ場所に、隠蔽で新しい給水管を配管する方法
  • 2.既存の給水管とは別の場所に、露出で新しい給水管を配管する方法

隠蔽配管

同じ場所に、新しい給水管を配管する為、景観は損ないません。

施工事例

露出配管

何もなかった場所に新しい共用給水管を配管します。構造体に干渉しないで配管できます。

共用部分

使用する管財は以下の表になります。

共用部 使用していた管財 取替後の使用管財 メリット デメリット


ライニング鋼管 コート継手 塩化ビニルライニング鋼管
  • ・しっかりとした強度
  • ・優れた耐火性能
  • ・内面にビニルライニングを施しているため耐食性に優れている
  • ・管端コア継手を使用するため内部ネジがさびびにくい
  • ・比較的価格が高い
  • ・施工時のネジ加工が必要
耐衝撃性塩化ビニル管
  • ・耐衝撃性で割れが生じにくい
  • ・さびが発生しない
  • ・価格が安い
  • ・施工がしやすい
  • ・塩ビ製なので燃える
  • ・支持固定が多く必要
  • ・外部からの強い衝撃に弱い

専有部分

床下更新工事

主に床下・天井・壁内にある配管を新しい配管に取り替えます。

施工事例〈洗面脱衣室〉
器具撤去 床・既設配管撤去
共用部分
配管工事 床・壁仕上げ・器具取付

※上記の場合は、水回りの器具を取り外しますので、その間は仮設器具を設置させて頂きます。詳しくはこちら

使用する管財は以下の表になります。

専有部 使用していた管財 取替後の使用管財 メリット デメリット


配管用炭素鋼鋼管(白ガス管) 硬質塩化ビニル管
  • ・さびが発生しない
  • ・施工性に優れる
  • ・価格が安い
  • ・外力からの衝撃に弱い


ライニング鋼管・コート継手 樹脂管 (ポリブテン管・架橋ポリエチレン管)
  • ・さびが発生しない
  • ・施工性に優れる
  • ・衝撃に弱い
  • ・継ぎ手が効果


被覆銅管

建物に応じた最善の工事を行います。まずは診断を!
お見積りは無料ですので、お気軽にお問い合わせください。

※但し、内視鏡による調査及び抜管調査は有料になります。